Vision
データ駆動型社会が到来しています。フィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(仮想空間)をシームレスに繋ぐデータの活用が進んでいます。大量のデータを収集しAIで高度に分析することで、高付加価値のサービスを提供するシステムが多く提案されています。
一方で、大量のデータ移動や最先端のAI処理に伴い消費電力が急増しています。ムーアの法則が減速し、プロセッサに代表される半導体素子の電力効率改善ペースは鈍化しています。過去10年で、汎用プロセッサの電力効率は1桁しか改善していません。対してAIやデータ処理の演算量は、10年で4桁も増えました。演算量が急増し、比例して消費電力も急増しています。現在のペースでIT機器の消費電力が増えた場合、2030年には2022年に比べて約10倍にも増大すると予測されています。
持続可能な社会を実現するためには、データ駆動型システムのエネルギー効率を高める必要があります。私たちは非接触コネクタと専用HWの設計自動化技術を開発しました。非接触・電子式のコネクタによりデータ移動を低電力化します。また機能を限定しデータ移動を抑えた専用HWにより、データ処理の低電力化を実現します。
人間中心の超スマート社会Society50実現に向け、資本集約型社会から知識集約型社会へとパラダイムシフトが起きつつあります。資本集約型社会では製品が価値の中心でしたが、知識集約型社会ではサービスが価値の中心となります。そこでは、高品質な製品を追求するウォーターフォール開発から、短い期間でサービスを繰り返しアップデートするAgile開発が主流となります。専用HWには従来ウォーターフォール式で、膨大な設計期間が必要でした。私たちは設計自動化技術により、最短2週間での専用HW のAgile開発を可能にします。
Profile
- - 商号
- 合同会社ティーリンクス
- - 設立
- 2013年4月22日
- - 本店
- 茨城県守谷市本町686-44
- - 業務執行役員
- 村山隆志
Executive Bios
村山隆志
TLinxLLC 代表取締役

略 歴
鹿児島大学工学部卒業。インテルジャパンにて営業、マーケティングに従事。コネクサント営業本部長、トランスメタ日本法人社長、及びアメリカのシリコンバレーのスタートアップ起業の創立に参画。2013年 非接触コネクターの技術を商業化有るためのティーリンクス(TLinx LLC)を設立。その後も日本、アジア地域での支援する企業を運営している。